1990年、函館。給食をこよなく愛する中学校教師・甘利田幸男は、アレンジ給食の天才である生徒・粒来ケンと、「どちらが給食をよりおいしく食べることができるか」という静かな闘いを続けていた。そんなある日、甘利田が受け持つ3年生の修学旅行の行き先が、青森・岩手に決定する。生徒の学びの旅であると説きながらも、頭の中はご当地グルメでいっぱいの甘利田。フェリーで本州に渡り、名物のせんべい汁やわんこそばに舌鼓を打つ甘利田だったが、そんな彼にケンはまさかのアレンジ勝負を仕掛ける。さらに旅先でケンが他校の生徒に絡まれるトラブルが発生し、止めに入ろうとした甘利田の前に、かつての同僚・御園ひとみが現れる。(C)2025「おいしい給食」製作委員会