ジョージアの国立舞踏団を舞台に若きダンサーたちが織り成すドラマを描いた作品。ジョージア国立舞踊団で、幼少期からダンスパートナーのマリとトレーニングを積んできたメラブ。日中のハードな練習の後はレストランでのアルバイトで家計を一手に引き受け、気持ちの休まる暇もない。そんなある日、カリスマ的な魅力のある青年イラクリが入団し、同時にメイン団の欠員補充のためのオーディション開催が知らされる。イラクリの持つダンスの才能に驚き芽生えたライバル心が、オーディションに向けての2人だけの特訓を経て、抗えない欲望へと変化していく―。2019年カンヌ国際映画祭のプレミア上映を皮切りに、世界各国で高い評価を獲得。突然現れた青年に心奪われるダンサーの主人公メラブを演じるのは、コンテンポラリーダンサーのレヴェン・ゲルバヒアニ。その演技が高く評価され、サラエボ国際映画祭やオデッサ国際映画祭で主演男優賞を獲得した。監督は、スウェーデンの新鋭かつジョージアにルーツを持つレヴァン・アキン。本年度アカデミー賞スウェーデン代表作品。
[And Then We Danced/2019年/スウェーデン・ジョージア・フランス/112分/DCP/PG12]