トリツカレ男

小説家・いしいしんじの同名小説をアニメーション映画化した、ミュージカル仕立てのラブストーリー。

何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれている。彼がとりつかれるものは、三段跳びや探偵、歌など、誰も予想できないものばかり。ジュゼッペは行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちに、ネズミ語をマスターする。ある日、昆虫採集に夢中になっていたジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカに一目ぼれし、今度は彼女に夢中になる。勇気を出してペチカに話しかけるジュゼッペだったが、彼女は心に悲しみを抱えていた。ジュゼッペは大好きなペチカのため、相棒シエロとともに、これまでとりつかれてきた数々の技を使って彼女の心配事をこっそり解決していく。

(C)2001 いしいしんじ/新潮社 (C)2025映画「トリツカレ男」製作委員会

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