映画を愛する君へ

フランス映画界を代表する名匠アルノー・デプレシャン監督最新作。全ての映画ファンに贈る、映画への愛と映画館への賛美に満ち溢れたシネマ・エッセイ。監督自身を投影した自伝的映画で、初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を、映画史と共に描く。ドラマとドキュメンタリーを融合したハイブリッドな構成により、19世紀末の誕生から現在に至るまで、世界中の様々なジャンルの名作を通して映画の魅力と魔法を語り尽くす。フィクションのシーンには、一般の観客が映画体験エピソードを語るインタビューシーンが挟まれる。「本作の主題は“私たち”映画の観客」と監督が語るように、観客の視点で映画愛が描かれる。シネ・ヌーヴォ(大阪)やアンスティチュ・フランセ(東京)など、日本の映画館の登場も見逃せない。映画は私たちの人生にどれほどの影響をもたらすのか—。(2024年製作/88分/フランス)

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