空の青さを知る人よ

山に囲まれた町で暮らす高校2年生の相生あおいは、進路を決める大事な時期なのに受験勉強もせず、大好きなベースを弾く音楽漬けの日々を過ごしていた。姉のあかねは、そんな彼女のことが心配でならない。2人は13年前に事故で両親を亡くしており、当時高校3年生だったあかねは恋人・金室慎之介との上京を断念して地元で就職し、妹の親代わりを務めてきた。あおいは自分を育てるために多くのことを諦めた姉に対し、負い目を感じていた。そんなある日、町の音楽祭に大物歌手の新渡戸団吉が出演することになり、そのバックミュージシャンとして、あかねと別れたきり音信不通になっていた慎之介が町へ帰ってくることに。(C)2019 SORAAO PROJECT

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