「不死身の杉元」の異名をとる元陸軍兵・杉元佐一とアイヌの少女アシリパは、アイヌから奪われた莫大な金塊の在りかをめぐり、鶴見中尉率いる大日本帝国陸軍第七師団や戊辰戦争で死んだはずの土方歳三の一味と争いを繰り広げてきた。樺太から帰還した杉元とアシリパは、脱獄王・白石由竹と共に金塊探しの旅を再開する。同じく金塊の行方を追う脱獄囚・海賊房太郎と手を組んだ彼らは、新たな標的に定めた脱獄囚・上エ地圭二の足取りを追い札幌へ向かう。しかし札幌にはすでに宇佐美上等兵と菊田特務曹長ら第七師団の斥候が到着しており、さらに土方の一味も別の脱獄囚の捜索を進めていた。一触即発状態に陥る杉元と土方だったが、第七師団に金塊が渡ることだけは避けたい両者は協力する道を選ぶ。(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会