「ハッシュ!」で国内外から注目された橋口亮輔監督の長編第4作で、ある夫婦の10年間におよぶ希望と再生の軌跡を、1990年代から2000年代初頭に世間を騒がせたさまざまな事件を背景に描いた人間ドラマ。小さな出版社に勤める生真面目な性格の妻・翔子と、マイペースに生きる夫・カナオ。美術大学出身のカナオはテレビ局で働く先輩の紹介で、法廷画家の仕事を始める。やがて夫婦の間には初めての子どもができるが、生まれてすぐに亡くなってしまい、翔子は心のバランスを崩していく。うつになった翔子を、カナオは全身で受け止めようとする。夫婦はさまざまな困難に直面しながらも、ともに乗り越えていく。妻・翔子役で木村多江、夫・カナオ役でリリー・フランキーがそれぞれ映画初主演。2009年・第32回日本アカデミー賞にて木村多江が最優秀主演女優賞、第51回ブルーリボン賞にてリリー・フランキーが新人賞を受賞した。倍賞美津子、柄本明、寺田農といったベテラン勢に加え、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人ら個性的な俳優たちが脇を固めた。2009年・第59回ベルリン国際映画祭パノラマ部門出品作。2026年7月、4Kリマスター版にてリバイバル公開。(2008年製作/140分/日本)
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