「女は二度決断する」「愛より強く」などで知られるドイツの名匠ファティ・アキンが、第2次世界大戦末期のドイツを舞台に、母の願いをかなえるべく奔走する12歳の少年の姿を通して時代の転換点をみずみずしく描いたドラマ。アキン監督の恩師であるドイツの俳優・映画監督・作家ハーク・ボームが自らの幼少期の体験をつづった自伝的小説を映画化した。第2次世界大戦末期の1945年。ドイツ北部のアムルム島は、本土へ向かう爆撃機が上空を飛び交いながらも、どこか楽園のような静寂を保っていた。この地に疎開してきた12歳の少年ナニングは、戦地から戻ってこない父に代わり、農作業を手伝い家族を支えている。そんなある日、妊娠中の母ヒレが、心酔するヒトラーの訃報を受けて絶望し、心身ともに崩壊してしまう。生気をなくし食事を拒む母が唯一口にしたいと願ったのは、たっぷりのバターとはちみつが塗られた白パンだった。「女は二度決断する」で主演を務めたダイアン・クルーガーが農場主のテッサ役で出演するほか、「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」のローラ・トンケ、「システム・クラッシャー」のリーザ・ハークマイスター、「アーミー・オブ・ザ・デッド」のマティアス・シュバイクホファーが出演。(2025年製作/93分/G/ドイツ)
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