昭和59年から平成2年にかけての新宿・歌舞伎町。腕っぷしが強く情に厚いヤクザの竜二は、舎弟の直とひろしを家族のように愛していた。やがてまり子と出会い息子が生まれた彼は、家族を守るために裏社会から足を洗うことを決意し、酒屋の配達員として懸命に働きはじめる。生活は決して楽ではないが、自らが望んだ穏やかな暮らしを手に入れたはずだった。しかし、薬物に溺れた兄弟分のカズや、竜二にとってもうひとつの家族である舎弟たちとの再会が、彼を過去へと引き戻していく。
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